兵庫県西宮市の建築事務所:マニエラ建築事務所
10日間という短い時間でしたが、たくさんのことを学びました。模型は学校で作っているものとは違ってとても細かくて、線のゆがみや、切り込みすぎの部分を注意され、作ることが難しかったです。完成した模型も、隙間ができてしまったので、これからも練習をして、もっと精度の高いものが作れるようになろうと思いました。
作業中の現場ではコンクリートを流す作業をしていて、たくさんの人がいろんな場所で動いていました。コンクリートの質や運ぶ時間なども細かく記してあり、規制があり、運ぶ時間がかかると質が変わってしまうと聞いて、こんなに細かい決まりがあることに驚きました。また現場にはいろんな業種の方々がいて、本当にたくさんの人たちの力でできていることを実感できました。窓の位置を現場で実際に見て、風景の見え方によって変更すると聞いて、机に向かって設計しているだけではいいものができないと知り、また変更に合わせられるように余裕のある設計にしておかなければならないということも知りました。日本は土地が狭いので、限られた空間をより広く見せるためにたくさんの工夫をしていました。窓の位置を低くすることで部屋に広さを出したり、あまり仕切らず、奥が見えるようにすることで奥ゆきのある空間になっていたりと、実際の広さよりも大きく感じられるようなものになっていました。
スライド会に参加して、一つの住宅が完成するまでの過程を知れました。完成した住宅にも反省点があり、今後同じことをしないように反省点を共有していて、その場に参加できてとても貴重な体験になりました。10日間ではまだ分からないことや、大変なことがもっとたくさんあると思いますが、この10日間で一番実感したことは、ほんとにたくさんの人と関わって、力を合わせて一つのものができているということです。事務所に毎日いろんな業者の方が訪ねて来て、話し合いをしていました。完成までの過程はとても大変だけど、関わった人の分だけ完成したときの喜びは大きいのだろうなと思いました。
10日間という短い間でしたが、本当にお世話になりました。
皆様に優しく丁寧に教えていただき、とてもわかりやすくて、得るものがたくさんありました。この経験を生かして、これからの学生生活を過ごしていこうと思います。,