兵庫県西宮市の建築事務所:マニエラ建築事務所
皆が行くというので自分もオープンデスクに参加してみようと思ったのが今回マニエラ建築設計事務所さんに応募した理由のひとつでした。高専の建築学科に入学して、早い時期から進路を決めていた自分にとってオープンデスクは将来を考える良い機会だと思い初日を迎えました。実際最初はすごく緊張していましたが、所員の方々にはとても優しく接して頂いているうちに緊張もほぐれていきました。所員の方々は皆若くて話し易いのでたくさん質問をしてしまいましたが、それにも丁寧に答えて頂いて凄く勉強になりました。常に所員の方の隣で作業をしていたので事務所の1日の流れを肌で感じることが出来、プロの世界は違うなと感じる日々でした。
基本的に模型制作を希望していたのですが、実際建てる家の模型を作るとは思っていませんでした。スチレンボードをカッターで綺麗に切る方法すら知らず、基本的なことが出来なかったので何度も何度もやり直して時間をかけて少しずつ作業を進めて行きました。完成させたかったので毎日遅くまで作業をしたつもりなのですが最終日になっても完成させる事が出来なかった事を所員さんに申し訳なく思っています。
オープンデスクの期間中は模型製作だけではなく、現場見学にも連れて行って頂きました。竣工後の物件1つと、施工中の物件2つに行きました。竣工後の物件は自宅近くの病院だったので自分が病気になったら行こうと思いました。細かいところにまで気配りがされていて所長さんの「建築家は気配りが大事」という言葉の意味がよくわかりました。近隣の住宅との関係もすごく重要な要素だということ、車が少しでも出入りし易いように段差を削ったり、普段は全く気付かないようなところまで、人が過ごしやすい様に考える事が大事だということを学びました。
施工中の2つの物件では木造と鉄骨の両方の造りを見ることができ、学校の授業でもこの経験は絶対生かせるだろうと思いました。
今回はボクを含め6人のオープンデスク生が居て、年上の方ばかりでしたが誰もが熱心で、情報交換をしたり、話をすることでこのつながりは大切にしたいなと思いました。
最初は皆が行くから自分もオープンデスク行こうと位にしか思っていませんでしたが、それが馬鹿だったと思えるくらい勉強になり、且つ、楽しい日々でした。
これからはもっと積極的に色々な経験をして自分の糧にしていきたいと思います。自分の考え方の芯は通すけれども客観的に、謙虚に、様々な人と接する為のコミュニケーション能力を、スケジュールに沿って仕事をこなす事は大事である。色々な事が学べました。
自分の作っていた模型の建物が竣工したところを是非見てみたいのでまたお世話になりたいと思っています。
2週間というすごく短い間でしたが、なんだか少し成長できたような気がします。
最後になりましたが何も知らない僕に色々教えてくださった所員の方々、本当にありがとうございました。,