2018 納涼会 !

残暑お見舞い申し上げます。

朝夕には吹く風に秋の気配が感じられる頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
本日は8月の最後の日、毎年の恒例行事となっている納涼会のおはなし。

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ちょうど、学生の方が夏休みを利用してオープンデスク(インターンシップ)に来ており
模型製作や現場見学など事務所の仕事をいろいろと経験しています。

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学生のみなさんとゲストの方々といっしょに賑やかな談笑のひとときを過ごしました。

ひととおりの食事やお酒、歓談をお楽しんだ後は、学生たちの学校での課題作品発表会です!

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学生たちは自らの作品についてプレゼンテーションをし、大江を含め事務所のスタッフ共々
あ~でもない、こ~でもないと講評をしていきます。

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学生たちの若いパワーを感じつつ、学生たちも学校では学べないことを感じてもらえたら
うれしいですね。

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今年もまた、ひと夏の思い出に・・・。

オープンハウス

新人スタッフが入社してから約3ヶ月が過ぎて、意気込みも気温も暑い(熱い)日々です。
みなさま、熱中症等にはお気を付け下さい。

 

さて、先日、事務所から徒歩3分の岩園町にある大江邸にてオープンハウスを行いました。
大江邸は、地上3階建てとなっており、1階と2階は親世帯、3階は子世帯が住んでいます。
また、1階の別棟には、ミーティングルームがあり、打合せを行ったりしています。S__21348355

 

そんな大江邸での今回の様子をパシャリ。

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30年前からのお施主さまや建築家の仲間など、気が付けば総勢300人にお越しいただきました!
お酒やお菓子ををつまみつつ、いろんな話に花を咲かせます。
もちろん建築の話も。思い出話も。

とてもいい笑顔ばかりです。スタッフも楽しく過ごさせて頂きました。

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お忙しい中、たくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。
今回、来ることができなかった方も、いつでもいらしてくださいね。お待ちしております。

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コンペ

はい、久々の更新です。。。前回の更新をみると、ちょうど2年前 (゚ε゚*)

一年が早いです。去年の夏は実施コンペに勤しんでおりました。残念ながら結果は5/177まではいきましたが入賞どまりとなりました(T-T) でもスタッフみんな一丸となってとりかかれる、普段のプロジェクトとはまた違った楽しさがあり、とてもいい経験でした。

ここでせっかくですので、一年前のお蔵から引っ張り出してきて、改めてこの場だけでも光を当ててやりたいと思います。

その昔、江戸初期に尼崎には天守閣がありましたが、明治の廃城令により取り壊されてしまいました。ですが現在、なんと(゚ε゚*) 地元エディオン社長の10億以上の寄付もあり再建に取り掛かかっています。

尼崎城

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それに合わせて、阪神高速尼崎の玄関口となるPA(パーキングエリア)も一新を図りたい、この地で生まれ育った地元民としては、現状の暗い雰囲気のPAを人にやさしくお洒落な、誰もが利用したくなるような場所にしたい!さらには尼崎のイメージ?!もよくしたい!という切実な願いがありました(笑 トイレや休憩所、とどこにいても木のやさしさと緑を感じられる施設。 屋上テラスと通路がインタラクティブにつながる関係にして空間の解放性と親密性を考えました。

実際の提案 トイレ、通路、休憩所、屋上テラス•Ž†

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一番難しかったのは、トラックの多い高速道路との関係性。解放したいけどプライバシーは守りたいという街中の住宅と同じような悩み。その双方が実現できて、さらに明るいイメージをもってこれるETFEというフッ素樹脂フィルムを提案しました。国内では使用例がまだ数少ないですが、近くでは、ユニクロ心斎橋店の外壁に使われていますね。

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実際の提案 外観、通路からガレージへの見返し

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いいと思うんだけどな~(笑 でも救われたのは、最優秀になられた納屋さん納谷 学の提案もまた木と緑のある公園のようなPAで、方向性は間違ってなかったんだなということ。でも我々の提案と違ったのはガレージをしっかりプランに取り込んでわかりやすかったのと、要素が多すぎずに予算も明快であったことかな。

また今年の夏は、奈良の商店街看板のコンペに参加しました。さて結果は如何に??

またご報告させていただきたいと思います!

 

 

 

台湾の建築-1

長らくブログお休みしておりましたが、また再開していきたいと思います!

先日、住宅部会の研修で台湾建築を見学してきました。台湾の国土は九州よりやや小さめくらいの島ですが、人口密度は日本の倍です。関西空港を出発して台北桃園国際空港まで約3時間半で到着。当日はあいにくのお天気でした。台湾の気候は亜熱帯気候ですが、8月のその時期は日本も近年相当暑いので、さほど変わらないような感じでした。

ひとつめに訪れたのは空港からバスで1時間半のところにある宜蘭という海岸沿いの小さな町に、突如出現する蘭陽博物館 LANYANG MUSEUM(設計:姚仁喜)この地域でよくみられるケスタといわれる特有の丘陵のかたちをモチーフに設計されています。実際写真で見たほど風景に溶け込んでいるかというと?と思いましたが、、外壁が傾斜しているため、背景の山や空が切り取られて見えるという着想のアプローチは面白く、ダイナミックな建築です。完成するまでにいろいろとあって20年の歳月がかかったそうです。外壁は御影石と、石を模ったようなセラミックで構成されていました。近づいてみると御影石だけでも良かったように思っちゃいましたが。。

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外壁の御影石とセラミック

外壁

湖に張り出した階段デッキは人が寄り添う面白いスペースでした。

デッキ

ホールにはいると水平垂直の感覚がおかしくなってきます。
ホール

おそらくモチーフになっているケスタという丘陵

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最後はドラゴンフルーツ味など美味しいジェラートいただきました!
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台湾では一般的な派手派手バスでいざ、台中へ出発です!

バス

いすのはなし

椅子好きなので、好きな椅子の話を3つほど。

僕がはじめて興味をもった椅子は、カルテル社から発売されているA・チッテリオの「DOLLY」でした。

 

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横にスタッキングという発想や、シャープなフォルムに一目惚れして購入。搬送費が惜しくて梱包のダン

ボールを抱えて電車で持って帰ったことを思い出します。

また、室内外を問わず利用可能なところも気に入っていて、スタイリッシュさと機能性を兼ね備えた秀作

です!

 

 

Plia chair

 

次にこの椅子は、1969年にジャン・カルロ・ピレッティによって生み出された名作です。

第2次インテリアブーム以降、インテリアショップなどでよく見かけるようになりました。

8年程前に購入したのですが、今でも見ていて飽きません。かなりクールだと思います。

「Plia chair」は、折畳み椅子の原型と言われていて、その洗練されたスタイルは今日でも錆びれることな

在感を発揮しています。

もちろん見た目のみならず、機能面においても秀逸なデザインとなっていて、折り畳んだ状態ではハブの

部分が僅かに出っ張るだけで、その厚さ4.5cm!

現在、世に出回っている同類のものに比べても、かなり薄いですよね。

座っても、折り畳んでも絵になるこの椅子。

―名作と呼ばれる所以ですね!

 

 

 

three regged shell

 

最後に、3本脚の優美なフォルムを持つ「Three Legged Shell Chair」。

ミッドセンチュリーの時代背景を受けて、積層合板で作られたH.ウェグナーの代表作のひとつです。

量産化がなかなか難しかったらしく、過去何度も製品化を見送られていました。そして、10年程前にやっ

と世に出た逸品です。

現在は数種のバリエーションが展開されていて多様な表情を見せてくれています。

ウェグナー自身も、この原型となる試作品(アームやヘッドレスト付のかなり大ぶりのもの)を実際に使用

していたそう。

個人的に、アーロンチェアと並んで最も欲しい一脚です。

椅子は、実際に使ってみて身体で座り心地を記憶し理解するものだと思うので、職業柄出来るだけ多く

の椅子を所有して、試してみたいと思っています。

 

ただ、高過ぎるのでいつ購入できるかは未定ですが。。。

お花見

先日、毎年恒例のマニエラ建築設計事務所お花見をしてまいりました。事務所から、歩いて五分くらいのところに、穴場(?)があります。Exif_JPEG_PICTURE去年も一昨年も、なかなか時期が合わず、少し散り始めた状態での開催ばかりだったのですが、今年はこの通り、見事に満開です。

事務所のスタッフ以外にも、ゲストをお招きしましたが、予定日が雨天となりそうだったので、急遽日程を変更してしまいまして、申し訳ありませんでした。そのせいでご参加いただけなかった方も・・・すみません。

 

普段の忙しい日々を少しだけ忘れて、お昼から、お酒とお花見弁当をいただきました。

皆さんの楽しそうな姿をご覧下さいIMG_4244のコピー

IMG_4151二人の建築家の語らい。お酒を飲みながら、何をしゃべっているのでしょう。

Exif_JPEG_PICTURE遊具ではしゃぐいい大人達(笑)。たまには童心に返るのもいいですね。

Exif_JPEG_PICTUREこの木、水平方向に太い枝を伸ばしすぎて、二つの二脚鳥居支柱を使って支えています。日本庭園の松なんかでは、作庭家の意図した方向に枝を伸ばさせているのを見かけますが、これは、意図的ではないですよね。自ら不可能な方向に進んでいったのか。桜よ。

Exif_JPEG_PICTUREこんなかわいいゲストも来てくれました。

 

花見①最後はみんなで記念写真。

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もうそろそろ、桜は散ってしまいな頃ですが、みなさん今年はお花見されましたか?

 結構前なのですが、四国各地を巡ってきたときのことを少し書きたいと思います。

香川→高知→香川直島の順で、主に建築物やその土地の風景を見に行くのが目的です。

朝、電車でまず香川県に向かいます。とりあえず香川ということでうどんを食べに行きました。

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うどんの製麺所です。知らなかったらここで食べられるとは思わないような外観…というかやっぱり製麺所です。店内は大部分が製麺のスペースで、奥のほうに長机が2,3置いてあるという状態でした。

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中には何人かのお客さんがいたのですが、みんな膝に手を置いた格好で同じように待っているのが印象的でした。この人たちは地元の人たちで、ここで食べるのではなくて、出来上がった麺を買いに来たようでした。

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ごはんも済んだので、もう少し電車にのって香川の中心部に向かいます。

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瀬戸大橋のふもとから電車で1時間ほど、旧香川県庁舎へ向かいました。
設計は丹下健三。
コンクリートの建物ですが、木造の伝統美を継承したような意匠で普遍的な美しさを持った作品です。完成から55年ほど経ちますが古さを感じさせません。
しかしながら残念なことに、庁舎としての役割はこのすぐ隣に新しくできた建物に譲っていて、現在は使用されていません。
壊さずに保存活用しようという動きがあるそうですが、現段階では今後どうなるか未定です。

香川県をあとにして、高知県へと出発しました。

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香川から高知へは区間としては長いですが、そのほとんどの区間でレールが1本しかなくて電車がすれ違うことができません。そのため前方から来る列車を駅で待つ時間が結構あります。僕が乗ったときは30分、一番長い場所では1時間待ち。
1時間も駅で待つことなんてなかなかないことです。でもそんな時間も旅では思い出になったりします。

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翌日の旅2日目は牧野富太郎記念館がメインです。

牧野富太郎記念館へは、高知駅からバスが出ていて3~40分で行くことができます。
建築家内藤廣が設計したこの建物は、「村野籐吾賞」「毎日芸術賞」 「IAA(International Academy of Architecture)グランプリ」など8つの賞を受賞している建物です。

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屋根がとても特徴的です。

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敷地の入口から建物までしばらくこんな木に囲まれた気持ちのいい道が続きます。

SONY DSC 「C」に似た形の屋根の内側。

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大きな屋根が夏の日差しを遮ってくれます。

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石を敷き詰めた水盤。持って帰りたいぐらいきれい。

高知県へ行く機会があればぜひ行ってみてください。

つづく